果たして本はできるのか?

2週間のポートランド滞在が終わりました。



途中のPortland log (16)にも書いたように
今回は、ポートランドの本を作れたら、、、という思いが念頭にありながらの滞在でした。
本というか、もっと簡単な、ZINE (ジン。簡単な冊子みたいな)のようなものでもいいんですが
私が感じたり味わったりしたポートランドを
紙の上で形にしたい。
そう思っていました。


実際に行って、本に載せるためにいろんなお店に行きたいと思っても
ひとりだとやはりたくさん食べれないし
気に入ったお店を見つけると、他のお店ではなくそのお店の別のものも食べたいと思ってしまうので
同じところに何度も行くことになって、、、笑

そしてこれまでのブログに書いていたように、外食だけでなくIvyが作る料理も食べたいし
自分で作ってみたいものもあるしで

ポートランドに行く人が参考にできるような、おすすめのお店のガイド本兼レシピ本、的なものをイメージしていたんですが
2週間では全然ネタが集まりませんでした。笑
それに、もしそういう本を作るにしても
たった1回訪れて、食べただけで
本を作るから載せていい?なんて、とても言い出せないな、とも思いました。
何度も通って、すごく気に入っているならともかく
ただ一つの情報としてそのお店や人を扱うのって失礼だよなぁと。

なので、滞在を終えた今
本作りをどうしようかと迷っています。
でも、私自身気に入っていて心からお勧めしたいお店もいくつかはあるし
印象に残っているおいしいものを再現もしたいので
いつか“やっぱ作りたい!” となった時のために
じわりじわりと自分の中で温めて、進めておきたいな〜とは思っています。









Ivyも本や雑誌の仕事をしているので
すごく共感してくれる部分があったんですが
レシピなんて今や、検索すればいくらでも出てくるので
もはやレシピ本なんて必要ない時代。
そこは“いやいや、そんなことはないよ“ と正直、否定できません。
レシピ本が売れる時代ではなくなったのです。

みなさんも、何か作ろうと思った時に
本をパラパラめくるよりも、検索しちゃうでしょ?携帯電話でチャチャっと。
こういうの作りたい、って言えば
AIちゃんが膨大な情報の中から最適なレシピを探し出して教えてくれる。
それに抗いたい気持ちももちろんありますが
それはもう、個人の判断というか、それが便利で良きと思う人はそうしたらいいし
私みたいに“やっぱレシピ本でしょ“ 派は
本棚に手を伸ばせばいい。

こんな時代でもやっぱり私は
レシピ本が好きで、簡単にレシピを知れる手軽さよりも
目的なくただペラペラと本をめくって
お〜これおいしそうだな〜今度作ってみようかな〜などと考えている時間が好きなのです。




 
これって、本にだけ言えることではなく
私が仕事としている“ケーキ教室“ もまた然りで
わざわざ教室へ足を運ばなくても、検索したレシピでお家でお菓子が作れちゃうので
いつの日か、近い将来
お菓子教室やお料理教室って
誰も必要としなくなるのではないかとさえ思えてしまいます。

それでもやっぱりレシピ本と同じで
必要性は低くても、何かしらの魅力や楽しさをそこに感じてくれる人も
ゼロにはならないかもしれません。ならないだろうと、思っています。

こういうことを考える時
いつもコロナ禍を思い出します。
あの時期に感じた気持ちや経験したことを
すっかり普通の生活を取り戻した私たちは忘れてしまいそうになるけれど
たった数年前のことだったんだと、、、
人と会わなくても、どこかへ出掛けて行けなくても
生きてはいけるけど、、、というあの感覚。

今こうしてアメリカに来てこのブログを書いていますが
また外国に行ける日が来るのはいつだろうか、、、と
思っていましたからね。


時代の流れは
思っている以上に早く
自分が生きている間にこんなにも世の中が変わっていくなんて想像していなかったけれど
それに思うところがあったとしても
そんなのお構いなしで変化は進むもの。
その中で、どの波に乗っていくかを
しっかり自分で見極めて、暮らしていきたいものです。








なんか真面目な話になっちゃってすみません。。

↑あれ、キャシーさんまだ外国にいる、、?な写真。笑

ポートランドを出て
次はテキサス州オースティンに来ています。

オースティンに来るのも今回で5回目です。
1年半前の時もポートランド→オースティン、という同じ滞在でした。
前回のオースティンは12月、今回は7月。

テキサスはみなさん、どこかわかります?
まさに今、ワールドカップが開催されている場所ですが
メキシコのすぐ上! というわけで暑いです。笑
昨日までいたポートランドは肌寒いくらいだったのに、いきなり真夏。
み〜んな半袖短パンです。

同じアメリカでも全く違う気候、雰囲気。
こちらはこちらで、楽しみたいと思います。