Austin log 15

Austin log 12で
イベント用のお菓子を焼いていると書きましたが

クッキー以外にも続々と。
パンプキンチョコチップケーキ。

かぼちゃを使うお菓子をレッスンするときにいつもお話ししますが
私たちが食べ慣れている日本のかぼちゃとアメリカのパンプキンは
全然質感が違います。
なので、アメリカのお菓子の本にはパンプキンを使ったものがたくさん載っていますが
それをそのまま日本のかぼちゃで作っても
同じようにはできません。
私のレッスンでかぼちゃのお菓子を教えるときは
どちらのかぼちゃに合わせてそのレシピを作ったかを説明します。

アメリカのパンプキンに似たような感じなのは、日本で手に入るものだとバターナッツ。
最近はあまり珍しくなくなってきましたね〜よく見かけるひょうたん形のかぼちゃです。
なので、日本で作る際はバターナッツを使いますが
実際、アメリカではパンプキンを買ってきて茹でて潰してケーキやパイを作る、なんて人は少なくて
ほとんどの場合、缶詰のパンプキンピューレを使います。
レシピにも“パンプキン缶 1缶“ と書かれているくらいですから。

でもそういえば、、、アメリカのパンプキン缶使ったことあまりないかも、、、と
今回、あえてそれを使ってみたかったのです。

で、2種類のお菓子を作ったんですが
ひとつがこのケーキ。
オイルベースの、よくあるパンプキンケーキという感じです。

そしてもうひとつはこれ。↓
パンプキンチーズケーキバー。

今年の5月にレッスンした、ジャムが入ったチーズケーキバーを
パンプキンでアレンジしました。
入れるパンプキンの量は、味見をしつつ適当に。
シナモンも少し加えて、なかなかおいしく焼き上がりました。

日本のかぼちゃを潰したものよりかなり滑らかなペースト状なので
生地にとても馴染みやすいのが
アメリカのパンプキン缶のいいところかな、と思います。
でも、私は日本のかぼちゃの味や食感が好きですが。


サンクスギビングの時にも焼いた、アップルパイを再び。

今回は、全粒粉を配合したパイ生地にしてみました。(全粒粉が余ってたから、ただそれだけ。)
りんごは色々混ぜずにグラニースミスだけで。
グラニースミスは、そのまま食べるととても酸っぱいので
こういったパイなどに向いているりんごです。
酸味があるだけでなく、加熱した時にとろっとなるので
フィリングとろりんアップルパイが好きな方にはおすすめです。
日本ではあまり見かけないですが、時々、売られています。

季節的にか、ポートランドもオースティンも
本当によくパイを見ます。
アメリカ人、そんなにパイ好きなんやな〜と思うほど。

でもいろんな話を聞いていると
パイそのものの味が好きとか、それもあるけれど
そこに思い出が乗っかってる場合が多いような。
つまりパイは昔からお家で作る、まさにホームメイドなデザートだったんですね〜。
なので、おばあちゃんの味とか、お母さんの味という
懐かしさがそこにあるのだと。
なので、どんなに有名なベーカリーのものよりもやっぱりママの味がいちばんだよ、と自慢する人も多いんです。
そしてそのレシピが代々受け継がれていく。
そういう文化が、この先の未来も廃れることなく続くといいなと思います。
ビスケットは、当日朝焼き。

いつもと同じレシピで同じように作りましたが
やっぱりなんか違うなぁ〜笑
おいしいんですが、いつもとは違う。

アメリカでお菓子作りによく使う粉には
“オールパーパスフラワー“ という粉と“ケーキフラワー” という粉があります。
2つの違いはグルテンの含有量で
ケーキフラワーの方がグルテンが少ないので、よりふんわりとしたお菓子を焼きたい時に使う、みたいな感じです。(だいたい8.5%くらい)

それはわかっているんですが
ケーキフラワーを使って焼いても、私が普段焼いているケーキやマフィン、スコーンの方が
ほわっと軽く仕上がっている気がします。
グルテンの量だけで比べると、ケーキフラワーの方が少ないのになぁ、、、
単純に、グルテンの量だけではない違いが何かあるんじゃないかと思っているんですが、、、それが何かはわかりません〜笑


ドーナッツマフィンも焼きました。

おいしいんだけど、何かが、、、何かが違う。笑
まぁ、粉が違うのに
普段使っているレシピで焼いてますからね〜。

これを書いている今、土曜日の朝なんですが
これからイベントです。

ホリデーマーケット、と題したイベントでいろんな出店者さんが出るらしいので
イベント自体も楽しみです。
いってきます〜!