Portland log 10

ポートランドにも
誰でも知っている、昔からある馴染みのベーカリーがあります。
京都で言ったら
進々堂みたいな?
昨日ブログに書いたような個人でやっているベーカリーとは真逆というか
誰でも知っている定番のものがずらりと並ぶお店。
そしてカフェが併設されている場合がほとんどで
そこでコーヒーとペイストリー、サンドイッチなど注文して
ゆっくり過ごすことができます。


昨日は、そんなベーカリーに行きました。

私はお家で朝ごはんを食べてから外出していたので
スコーンなど、食べたい気持ちはありつつ、、、今はムリかな、と笑
一緒に行ったIvyが注文していたのがこれ。
ビスケットサンド。

温めたビスケットをスライスして
焼いた卵とブレックファーストソーセージを挟んだもの。
これもまた、クラシックなメニューです。

レッスンをしていてよく聞かれる質問のひとつに
“スコーンとビスケット、どう違うんですか?“ というのがあります。
明確な定義はないと思います、と私はいつも答えるんですが

ひとつ言えるのは
スコーンって、わりと具を混ぜて焼くことが多く
何も入っていない、プレーンなスコーンってアメリカではほとんど見かけないんですね。
チョコチップスコーン、レーズンウォルナッツスコーン、クランベリースコーン、などなど
何かと一緒に、とかではなく
スコーン単体で、コーヒーと一緒に食べるイメージ。
なので生地も若干、甘いと思います。

一方でビスケットは
具を混ぜて焼くことはあまりないのです。
だいたいプレーン。生地のみ。
そして食べるときに、何かを挟んだり添えたりするんです。
なので生地はほとんど甘くなく、お食事系にもおやつ系にも使えます。


写真のように
初めから何かを挟んで食べる用に焼くビスケットは
私が普段焼いているビスケットとは食感が少し違います。
日本の人たちは、ビスケットを買って帰って、こうしてハムやらソーセージやら挟んで食べる、ということは
きっとしないんじゃないかと思います。
ビスケットはビスケットだけで
少しトーストしたりする程度でしょう?
添えるとしてもジャムくらいじゃないかと。
なので私の普段のビスケットは、単体で食べる用、先に書いた例で言えば
スコーンのような感じで食べるものとして焼いています。
(ってそもそも最近は、販売用に焼く機会もあまり無いですが、笑)

サンドイッチ用のビスケットは
もっと甘さが控えめで、きめ細かく
あ〜なるほど、これ、こうやって食べること考えて作られてるな〜という感じがします。

とてもシンプルなビスケットサンドですが
このブレックファーストソーセージというのがまた
おいしいんです。ほんのりハーブが効いていて。

こういうのも、いつかレッスンでやれたらいいな〜と思いつつ
生徒さん、興味あるかな、、、と思うと
なかなか踏み出せずにいます。笑


私は昔から、ビスケットやスコーンが大好きで
ポートランドでもだいぶいろんなベーカリーのものを食べたりしていましたが
お店によって、全然違います。

今年、スコーンスペシャル という復習レッスンをやりました。
参加された方、覚えてくださっていると思いますが
使う材料の違いで
作り方は同じでも、食感は様々に変わります。
ヨーグルト使うとこうなる、卵使うとこうなる、牛乳だけだとこうなる、、、みたいな。

Kathy’s Kitchenを
あまりマニアックなお菓子教室にはしたくないんですが笑
たまにはああいうレッスンもね、やっていきたいと思います。