本の整理

京都では、毎年お盆前の時期に
下鴨神社で古本市が開催されます。
今年は、先日16日までやっていて
近いし、今年は行こうかな〜なんて思っていましたが
その日のレッスンを終え、いざ行こうか、と外に出ると、、、

やっぱやめとこかな、と思ってしまう暑さ。笑
行くだけなら良いけど、この炎天下でじっくり本を見て回るってできんやろな、、、と。
というわけで
代わりに、自分の本棚を整理することにしました。


レッスンに来たことのある方は見た風景〜ですね。
工房のいちばん奥に配している、本棚。

これ、工房を作ったときに
私が持っている本に合わせて大工さんに作ってもらったんです。
私が持っているのは洋書のレシピ本が多く、普通の本より少し背が高いので
なかなかちょうどいい本棚がないんですよね。
容量たっぷりで高さもちょうど良いこの本棚、とても気に入っています。

レッスンの準備が終わって
あとは生徒さんが来るのを待つだけ、という時間に
1冊手にとり、パラパラ眺めたりしている本たち。

そんなペースなので
1冊を隅から隅までじっくり読み込む、とかはできていない本も多く
古本買う前に、持ってる本をちゃんと読もう、と。
暑くて行くのを諦めた言い訳、、?笑

棚から一度本を出して、拭き上げて戻す。

その作業をやりながら
自分がどんな本を持っていたかを確かめる良い機会になりました。

すると作業中、やっぱり見ちゃうんですよね、あ〜こんな本あったな〜とか
あ〜この雑誌、作ってみたいレシピ載ってたんだよな〜とかって
あれです、部屋の片付けしてると途中で昔のアルバム出てきてついずっとみちゃうやつ、あれと一緒。
なかなか作業が進まなくなります。

でもまぁ、それも良き時間。

私の本たちには
いつか時間あるとき作ろう、と思って貼ってある付箋がいっぱいです。
いつ貼ったのか忘れているくらい昔の付箋も、、、笑

10代や20代の頃に買った、懐かしい本もたくさんあります。

私がアメリカンベイキングに興味を持ち始めた頃の本です。
当時は、今ほどたくさんの焼き菓子本は
売ってなかったような気がします。
なので、本屋さんや図書館でレシピ本を見るのが好きな私は
もう、だいたいどこ行っても見たことある本しかない、という状況になっていたような。

そして、欲しい本全部を買えるようなお金もないですし
よく、図書館で借りた本をコピーしたり、ノートにレシピを書き写したり
していました。
そんなコピーたちも全部、ちゃんとファイルして残してあるので
そんなのも見てたら、あっという間に夕方です、笑

そんな中、じっくり厳選して購入した当時の本は
今見ていても、とても参考になるし
昔の自分とは違う視点でレシピを見れたりもするのです。

今の時代、レシピはネットで検索する人がほとんどでしょうけど
やはり私は本派。

すぐに作りはしなくても
いつか作ろう〜くらいの気持ちでパラパラめくるその時間が、好きなのです。

生徒さんも
私のレッスンに通うくらいなので
きっとお気に入りのレシピ本とか、あるんだろうな〜。

もし、随分とほったらかしにしている、埃をかぶった本があったら
ぜひ、久しぶりに開いてみてくださいね〜。