Austin log ⑨

今回のオースティン滞在は
前回来た時と同じお友達宅にお世話になっているんですが
(お友達はわたしの本 FRIENDSHIP COOKING vol.2に載っています!)
そのお友達(かよさん)の提案で
ミッションが2つあるのです。

そのうちひとつが、いよいよ明日に迫っている(こちらの土曜日)ベイクセール。
かよさんが経営しているコーヒーショップのポップアップに
わたしのお菓子が登場します。

こちらに来て急に決まった訳ではなく
事前にやろうという話になっていたので
どんなものを作ろうか、あらかじめ考えてありました。
普段わたしが焼いているアップルパイやマフィンなど、そのまんま焼いても
アメリカの人にとっては何も珍しくないので、笑
日本の食材を使おうと思って持ってきたのが〜

抹茶、ほうじ茶、きな粉、奄美の黒糖(かたまり)、海苔、わさび粉、甘納豆、小豆、など。


ベーシックな材料は、スーパーへ買い出しに。
アメリカで材料を買ってお菓子を焼くのは初めてではないので
もう分かっていた事は
いつもわたしが使っている小麦粉と同じようにはいかない、ということ。

もうね、スコーンやビスケットのように
生地を直接手で触るものを作ってみるとすぐに分かります。
手触りが全然違いますし、いつもの水分量だと生地がまとまらなかったりします。
バターの香りも違うし、わたしがいつも使っている米油も手に入りません。
油脂が変わると、焼き上がりの様子はけっこう変わるんですよ〜。

分かってはいるんですが
わたしのレシピは、普段わたしが使っている粉に合わせてできているし
こちらの粉であれこれ試作して調整するほどの時間はありません。
なので、作るものは
粉が変わってもあまり生地の食感などに影響しなさそうなものにしようと思っていました。

だからケーキは1種類だけ。(実験的にひとつは焼いてみようと。)
クッキー多めにしました。
いつものクリームチーズナゲットには
白味噌を練り込み。
クリームチーズクッキーは、パルメザンチーズを混ぜて焼いてもおいしくて
しょっぱいものとの相性がいいので、白味噌でトライ!
焼きたては白味噌入ってる??な感じでしたけど
翌日になると味が馴染んだのか、ちゃんと白味噌を感じるお味になってくれていました。

左は緑茶パウダーを混ぜたグラノーラビスコッティ。
お茶のパウダーを使う時は
少なすぎず、多すぎずなバランスが難しいな〜といつも思うのですが
程よい感じで焼き上がりました。

右はきな粉のビスコッティ。
きな粉は、それだけだと味の印象が弱く、入ってるか入ってないかよくわかんない感じになってしまうんですが
お砂糖と上手に合わせると
ピーナッツバターのような風味が出せると思います。
なので、生地にもきな粉を混ぜつつ
表面にきな粉とお砂糖を混ぜたきな粉シュガーを振りかけて焼きました。
味の引き締め役としてビターチョコレートチップを混ぜて。

全部写真を撮ってないですが
他にも、海苔クッキーや緑茶のショートブレッド、ほうじ茶のブロンドブラウニーなど
全部で13種類、焼きました。

どんなふうにアレンジしようかな〜と
考えながら作るのも楽しいもんです。

まだ、明日の朝イチで焼かなきゃいけないものもありますが
とりあえず今日の作業は終了〜

ベイクセール、どんな人が来てくれるんでしょうか〜楽しみです!