ベーシックアップルパイ

11月のベーシッククラス、始まっております。
ベーシックアップルパイは
今までにも何度もレッスンしてきていますが

レッスンではなんとかうまく焼けても
家でいざ、ひとりでやってみるとなかなかうまくいかない、、、というお声を時々聞くので
もっとうまく伝えなきゃ、と
毎年、どう説明したらいいかを考えます。

例えば
成形の時に生地がボロボロでうまく伸ばせない、、、だったら
成形の練習をもっとするべき、なのではなく
伸ばしやすい生地を作ることが大事だし

オーブンが家庭用なので焼き加減が難しい、、、だったら
レシピ通りの温度と時間でうまく焼けない場合、
何をどう調整すればいいのか、を知っていることが大事。

ひとつひとつの工程の
“なぜこうするのか”という、理由がわかっていなければ
作る場所が変わった時、使う道具が変わった時、うまくいかなくなったりするんです。








ベーシックアップルパイ、2度目の受講の方はお気づきだと思いますが
パイ生地の作り方、今までとやり方を変えました。
成形の仕方も、今までと変えました。

お家で、よりおいしくアップルパイを焼いてもらうには
まずどこがいちばん大事かな、と考えてみました。

私自身、アメリカのアップルパイはこうやって作ります、という
昔習った基本に忠実に、と思い続けてきたところがありましたが
“ここ、こうすることになんの意味があるだろう??“
 “ここはもっと簡単にこうやってもいいんじゃない??“ と
少し視点を変えて考えることで
な〜んだ、こうする方がやりやすいやん!など
気づきがあります。

そういう、柔軟な視点を持つことを忘れないよう、
あと、自分がプロじゃなかった、お菓子の本を見ながら作っていた頃に
どう思っていたか、何が難しかったか、を思い出しながら、、、
レッスンしています。

焼きたてのアップルパイのおいしさは
有名店で買ってくるよりも
やっぱり自分で焼くからこそ味わえるものだと思っています。
ぜひそれをみなさんにも感じてもらいたいな〜と。

今年も、りんごは
長野県小諸にあるりんご園、スケガワさんから送っていただいています。
時々、スーパーで買ったりもしていたけど
やっぱりスケガワさんのりんご、おいしいんですよね〜。
それもまた、この時季のお楽しみです。