今日は、ポートランドでのお菓子作りについて書きますね〜。
アメリカのお家は
だいたいどこも、立派なオーブンがあるので
お菓子を焼こう!と思えば、焼くことができます。
材料も、スーパーへ行けば全て量り売りで買えるので
そんなに何度も作る機会ないし、、という場合でも
無駄なく揃えることができます。
お友達の家に遊びに行く時の手土産とか
お世話になった人へのお礼とか
ものを渡すのも良いけれど
手作りのお菓子を持っていくと、とっても喜ばれます。
上の写真は
全粒粉のビスケット。
いつも作っているレシピで、粉だけ変えて。
今回の滞在では
2箇所のお家に泊めてもらったのですが
先日、ブログでもご紹介した
お茶のお店を経営しているTeriのお家を出る日の朝
お世話になったお礼に
ケーキを焼いて、おいていくことにしました。
私のレシピ本に載っている、リコッタオレンジケーキ。
お土産に、と渡したレシピ本に
早速目を通してくれていたようで
数日前に話しているときに、Teriの旦那さんが
“僕はリコッタオレンジケーキが食べてみたいな〜“と言っていたんです。
なので、このケーキを焼こうと決めていました。
ところが、スーパーで
オレンジが売っていなかったので
代わりにブルーベリーを使うことに。
というわけで、リコッタブルーベリーケーキになりました。
Teriもお料理やお菓子作りが好きなようで
道具も材料も、なんでも揃ってる!
好きなようで、というか
昔、ロサンゼルスに住んでいたころはベーカリーのマネージメントをしてたのよ、と。
それに、フードライターとしても活躍していたようで
そりゃあ揃っているわけだ、笑
このケーキ、京都のクラスの6月のレッスンでもやりましたが
とっても簡単だし
使う道具も少ないので
こういう、よそで作る、というようなシチュエーションでも
作りやすいと思います。
焼きあがったケーキは
ホールのまま置いてきたので、味見できなかったのですが
あとで、美味しかった!とメールをくれました〜よかった!
お友達のお家にお邪魔する時の手土産用に焼いた、ミルクビスケット。
この時は、丸い抜き型がなかったので
ナイフでカットして四角に。
ビスケット=丸い型で抜かなきゃいけない、と
つい思ってしまうけれど
全然いいんです、四角でも三角でも。
むしろ、四角の方が無駄なく、素早くできると思います。
ビスケットも、シンプルな材料だけで作れるので
こういう時とっても便利。
このスコーンも
お友達に会うときに持っていくために焼いたもの。
いつもの私のスコーン生地に
オーガニックのドライイチジクと、地元のヘーゼルナッツを
刻んで混ぜました。
イチジクには、ついくるみを合わせてしまいがちだけど
ヘーゼルナッツのコリコリとした食感が
とっても美味しく出来上がりました。
ドライイチジクも
アメリカでよく売っているのは、真っ黒い色をしています。
ブラックミッション、という名前の
アメリカでよく採れるイチジクです。
トルコ産などの白イチジクよりも小ぶりで、皮が薄い。
そして甘さが控えめなので
スコーンが甘ったるくなりません。
パンのように、甘くない生地に入れる場合は、甘みのある白イチジクが合うと思いますが
スコーンに入れる時は
黒イチジクもおすすめ。美味しいです。
お菓子を作れるだけで
コミュニケーションの幅が、一気に広がる気がします。
全然知らない人のところへでも
“私が焼いたの”と言ってお菓子を持っていくと
そこから会話が広がります。
“おいしいよ!” “ありがとう!” の言葉をかわすことがきっかけになったり。
なので、ささっと焼けるお菓子のレシピをいくつか知っているって
とっても便利。
わたしはいつも、自分のお気に入りレシピを
必ずいくつか、ノートにメモして持っていくようにしています。
ビスケットといえば!
これ、ポートランドでも美味しいと評判のベーカリーのビスケットです。
ファーマーズマーケットでの朝ごはん。
ビスケットやスコーンは
だいたいどこのベーカリーにも置いているものですが
やはり、お店によって全然違います。
味、風味、食感、それぞれのお店が
それぞれのビスケットを焼いています。
なので、いろいろ食べてみるとおもしろいです。
こちらのお店のビスケットは
わりとしっかりめのバター風味で、クロワッサンのような風味。
焼き具合もしっかりめで、端っこの方はザクザクしています。
これは、私がよく行くベーカリーのビスケットで
塩とブラックペッパーが効いています。
お食事系、とまではいかないけれど
おかずにも合いそうな味わいです。
食感は、ふんわり柔らかめで、少しコーンミールが入ってる。
わたしは、もう何年も焼き続けているビスケットのレシピを2つ、持っているのですが
こうやって色々なタイプのビスケットを食べてみると
定番以外にも色々焼いて見たいな〜という気持ちになります。
そのせいで、いま
わたしの中のビスケット熱がかなり上昇しております!笑
そういえば、わたしのレシピ本1冊めに載せている、さつまいものビスケット。
あれ、焼いたことある方いますかね〜?
あのビスケットもとっても美味しいんです。
涼しくなってきたらまた焼こうかな。
お菓子作りって
ただ、自分が作るのが楽しい、自分で食べるのが好き、というだけでなく
人にプレゼントして喜んでもらえる、というのが
醍醐味のひとつだな〜と
これはもう、ずっとずっと思っていることです。
あげた相手が喜んでくれたら、自分も嬉しいし
いいことだらけ。
そんな気持ちをみなさんにも味わってほしいな〜という気持ちが
わたしを、お菓子屋さんではなく
先生業にさせているんですよね〜。
そんなことを考えるたび
お菓子教室の先生やっててよかった〜!!と思います。
きのう、さっそく今月のレッスンが始まって
特にきのうは、おなじみの顔ぶれの生徒さんばかりがご参加くださったので
みなさん、先生お帰りなさい〜!と言ってくれて
久々のレッスンも
よろしくお願いします〜!と言ってスタートすると
急に先生スイッチが入り、笑
とっても楽しい時間となりました。
そしてまた昨日も
あ〜先生やっててよかったな〜という気持ちでいっぱいでした。
しょっちゅう何か作ったり、焼いたり、レシピ本を見たり
そんなことばかりしていたわたしに
Ivyは “Kei、バーケーションなのに仕事してるじゃない!“ と。笑
確かに、、、笑
でももうこれ、しょうがない。
わたしの人生からお菓子作りは切り離せないな〜
そのことを、旅行に行くたび感じます。笑
でも逆に、それがあるからこその楽しみが
たくさん詰まった旅をいつも経験させてもらえているので
これからも、そんな旅をしていけたらいいなと思います。
お知らせ
近日中に、京都クラス8月のレッスンメニュー、スケジュール、アップします。
今回のポートランド滞在中にインスパイアされたメニューが登場予定ですので
お楽しみに!