Portland log 9

昨日は電車に乗って

今年の1月に、大阪の焼き菓子屋さん、Pony Pony Hungry で一緒にイベントをした

あゆみちゃんに会いに。

最近の彼女は

土日にはファーマーズマーケットに出店、その他、スーパーへの卸しの仕事も抱えていて

とても忙しそう！

そんな中、時間を作ってくれました。

まずは、お互いの近況報告。

いまはインスタグラムやフェイスブックがあるので

一から全部聞かなくても大体はわかってるんですが、笑

ちょうど、きのうは

地元の、オーガニック系のものをたくさん取り扱っているスーパーに納品に行かなきゃいけないということで

ちゃっかりそれにもついて行って

スーパーのバックヤードをチラ見しました。笑

週末のファーマーズマーケットには

お菓子の他に、テントや台、看板などなど

必要なものを全部車に積んで

一人で行っているんだって。

着いたら自分でテントを組み立てて、準備して。

最初は一人でテントできなかったんだ〜なんて笑って言ってたけど

慣れるまではそりゃあ大変ですよね、全部ひとりって。

確か2年前くらいは

車の運転もやってなかったんじゃないかな。

今や運転も自分でしてて

ほんと、頼もしい。

仕事だって

自分から取りに行かなきゃ、むこうから勝手にはやって来ないので

ファーマーズマーケットに出るにも

まず申し込みをして、面接などパスして

認められないと出せないんだそうです。

日本でイベント出店するのとはわけが違います。

あゆみちゃんもわたしも、同じように

アメリカンベイキングに魅せられて

その世界で仕事をしていこうと決めたわけですが

お互い、仕事のやり方というか、スタイルは違うので

話を聞くのも面白い。

彼女は、お店を持ってはいないので

ファーマーズマーケットや卸しの仕事を中心に作っているし

卸しも、つくったものを宅急便で送るわけではなく

自分でデリバリーしないといけない。

作っているお菓子は

抹茶やあんこを使ったものや

イチゴのショートケーキやロールケーキ

お餅のような食感のケーキから

味噌チョコチップクッキーなんてのもあります。

日本の要素を、自分のお菓子にうまく取り入れて作っているのです。

ヴィーガンやグルテンフリーを専門に作っているわけではなくても

最近はそういうのを求めてるお客さんも多いから、と

自分に作れるグルテンフリーを考えたり

色々工夫をしているようです。

出店するマーケットによって客層も違うので

こっちのマーケットでは、すごく興味を持ってもらえてたくさん売れるけど

あっちのマーケットはあんまり、、、とか

同じお菓子でも

場所によって売れ方も変わるらしく

そういうのって、しばらくやってみて自分で感じ取らないといけないことなので

最初の頃は難しかった〜とも。

う〜ん、わかるわかる！！と

わたしは、時々しかイベント出店はしないけれど

どこに行ってもいつでもたくさん売れる、というわけではないこと、知っていますし

どれくらい仕込むかとか、どういうお菓子を焼くかとか

結構難しいんですよね〜。

しかも、時々のイベント出店ならば

1日楽しく過ごせて、赤字にならなかったらそれでいっか〜くらいの気持ちで参加もできるけれど

それが自分の稼ぐ場所なら

そんなこと言ってられない。

すごく現実的な話になっちゃいますが

そうなんです。

東京での出店に度々行っていたわたしですが

お菓子が売れても

自分の交通費、滞在費、お菓子の送料、イベントの出店料、いろんな経費をかけるわけですから

それら以上に売り上げがないと

あ〜楽しかった〜！だけでは

やっていけない。

だって仕事だから。

って、そんな話もしたり

わたしは運良く

自分のやりたいことを若い時から見つけることができて

そしてこれまた運良く、

それを仕事にすることができているけれど

それなりに食べてはいけても

大変なことはたくさんあるし、やらなきゃいけないこともいつもいっぱい。

でも、そんなの

お菓子以外のどんな仕事をしてても同じだし

大変やわ、しんどいわ、ばかり言っててもどうにもならないから

言わないだけです。

それに、誰かに雇われているわけでもなく

自分でやっているので

私がやらなきゃいけないことの全ては

私が自分で作り出しているわけです、笑

自分の仕事量は自分で決めてるってことですからね〜

だったらちゃんとやり遂げなきゃね〜と。

あゆみちゃんも、たくさんの仕事を抱えて

ゆっくり休む時間もあまり無さそうだけど

でも、いまは頑張りどきだし、やるわ！っていう

すごく前向きなパワーに溢れているのを

会ってすごく感じました。

彼女、いい波に乗ってるなぁ〜って。

私がいつも心がけていることが

まさにそれです。

良い波に乗ること。

自分で波を起こそうと思うと

かなりのパワーが必要で、

大勢の仲間がいたらそれは簡単にできるかもしれないけれど

ひとりだと、難しいんですよね〜。

なので、必死になって波を起こそうとするのではなくて

周りの誰かが起こしてくれた波をたくさん見て

見て、見続けて

これだ！と思う良い波がきたら

ちょん、て乗るようにしよう〜って。

そうすると、色々なことを

あまり気負わず、楽しみながらできるようになると思うから。

まるでサーフィンのように。

滞在中に、あゆみちゃんが出店しているマーケット、遊びに行けたらな〜と思います。

そしてまた、日本に帰省する機会があれば

今年の1月のようなイベントを企画できたらと思いますので

みなさま、お楽しみに！

きのう一緒に行ったベーカリーで食べたサンドイッチ。

ドライフルーツ入りのパンに

ホワイトチェダーチースとレッドオニオンのピクルス、レタス、というシンプルなサンドイッチでしたが

ドライフルーツの甘みとチーズの塩気、ピクルスの酸味が

すごく良い組み合わせで、美味しかったです。

簡単に真似できそうなので

みなさんもやってみて！