Portlamd log 4

お友達のローラは
わたしがベーカリー好きだということを知っているので(もちろん仕事のことも)
わたしから聞かなくても
新しいベーカリーや美味しいお店の情報を教えてくれる。

今回も、先週土曜日にファーマーズマーケットで会った時
“日曜日のマーケットに出てる、TUG BOAT っていうパン、ぜひ食べてみて!”と言っていたので
早速、翌日の日曜日にそのマーケットへ。

マーケットが10:00からだったので
少し前に着くように行ってみると(滞在している家から歩いていける)
そのパン屋さんのところには
すでにローラがいて
パンを買っていました〜



パンは4種類のみ。
全部ホール売りで全部10ドル。
といういさぎよい(わかりやすい)売り方。

どれがおすすめ?なんて
聞きませんでした、もちろん。
4種類だけ焼いているなんて、どれも渾身のパンに違いないから。
まぁ、3週間滞在するから
毎週来れば、3種類食べれるし〜笑

というわけで、TORIAEZU初回は
ひまわりの種などの、種系がいろいろ使われているパンにしました。
同じように見えるけれど
全部違う生地なんですって。
使ってる粉もパンによって変えていて
それぞれの食感があるのだと思います。

買ったパン以外のものは、試食をくれたけれど
他のもそれぞれ美味しかった!
次の日曜日がまたたのしみ〜。
パンをホールで買うということは
家で少しずつ食べるということなので
どうやって食べるかを考える楽しみもあるんです。

最初は、トーストして少しのバターで。シンプルなこの食べ方がいちばん好きです。
パンの味や食感が良く分かるから。

クリームチーズも好き。

彼は、お店を持たずに
ファーマーズマーケットでだけ販売しているんだそうです。
去年はまだマーケットにもいなかったから
ニューカマー。

こうして、自分で始めたばかりのころって
自分のこだわりを全て詰め込み
全て自分の手で作り、自分で持って行って、自分で販売する。
これをずっと続ける人は
すごく稀だと思います。

パンやお菓子が多くの人に知られるようになって
美味しいと評判になると、たくさん売れるようになるので
とても一人じゃ作れなくなってくる。追いつかなくなってくる。
それでもがんばる!と意気込んでやっていても
しばらくはいいけれど
それが長い間(何年も)続くと
自分は何のためにこんなに作り続けているんだろう、、、と
本来自分がやりたかったこととのギャップに疑問を感じ始める、、、、

という
これはあくまでひとつの例ですが、笑
若かりし頃の自分のことかも?笑


自分で焼いたものを自分で売ってるってことは
このパンのこと、何を聞いても彼は明確に答えることができるってことです。
それってとても大事なことだとわたしは思っていて
自分のお菓子の場合でもそうですが
わたし以外の人が売る場合、
ある程度は他の人でも分かるけれど
本当に細かいところは、やはりわたしにしかわからないですから

だからわたしは
極力、自分のお菓子は自分で売りたいと思っています。
最近は、それができないことも多いので
極力、ですが、、、

彼のようなベイカーに出会うと
つい、パンの味以外のそういう事を考えてしまいます。

でも例えば
昨日のブログで書いた、わたしが好きなベーカリーのようなお店がやりたいと思うと
一人では絶対に無理だし
実際ここでは、いつも5人くらいがキッチンで働いているし。
でも、パンもお菓子もちゃんと手作りで
ちゃんとおいしいしなぁ〜。

まぁ結局は
美味しいものを作って、喜んでもらえたらそれでいいんですけどね〜。笑


そんな感じですごしているうちに
あっという間に週末がやってきます。
今週末も、ファーマーズマーケットを楽しもうと思います。