きょうは、流しラーメンの話。
ある日の夕方。
ローラのお友達がやってきて、庭でこれを組み立て始めました。
日本人の私たちなら
一目で何か、分かりますよね~。
そう、流しそうめんセットです!
実はローラ、毎週出店しているファーマーズマーケットでの夏のイベントとして
流しそうめん、もとい、流しラーメンを企画している!というのです。
夏のファーマーズマーケットは
とても気持ちのいい季節ですので
家族連れがたくさん来ます。
小さい子供が楽しめるように、と考えたんだって。
話だけは聞いていたけれど、
実際、どういうセットを用意しているのかしら、と思っていたら
すごく立派な、竹製のセットでした~。
で、この日は試運転。
うまくいくかどうか、お庭でやってみるのです。
別のテーブルには、お箸やボウルがスタンバイ。
この日は、近所の人やお友達を呼んであるので、
準備ができた頃にみんなが来るのです。(取材も来てたな、そういえば)
使い捨ての容器を使わないところがまたローラらしい。
お気づきだと思いますが、
ローラのおうち、お庭がとっても広いので
長ーい流しラーメンセットも、たくさんの人が来るのも、
余裕、余裕~~
何度か調整していたけれど、すぐにうまくいった様子。
そのころ、キッチンでは
ローラが大量のラーメンを茹でておりました。
だんだん人が集まってきたので、さっそく実践~~
アメリカ人はお箸使いは苦手、、、なんていうのは
昔の話?
みんなとても上手で、むしろ慣れた手つきで箸を使って
流れてくるラーメンをキャッチしておりました。
アメリカでも、最近はアジア料理屋さんがたくさんあるし、
普段の生活でお箸を使うことも多いんだそうです。
でもやっぱり、子供たちは苦戦してたな~
なかなかうまくキャッチできないみたい。
でも、キャーキャー言ってとっても楽しそうで
ローラも笑顔。
これならうまくいく、という手ごたえが
きっとあったのでしょうね。
でもほら、ほとんどの人が右利きなので
こっちサイドにばかり人が並ぶ、っていう、、、ね。笑
本番の流しラーメンは8月半ばの日曜日に開催したようですが(私が居たのは7月)
大成功のイベントになったみたいです。
ラーメンをたくさん売りたいからやるというわけではなく、
ただ、マーケットに来たみんなに楽しんでもらいたいから企画する、という
とても純粋、シンプルな理由がそこにはあって
それって、すごく大切なことだとわたしは思います。
ビジネスとしてやるのであれば、もちろん利益は大事ですが
そればかりを追い求めて、それだけのためにやっていると
きっと、次第にそんな自分に???ハテナがたくさん生まれてくるのです。
ただ、楽しいことをやりたいからやる、というのと
ちゃんとビジネスとして成り立たせていくこと、
どっちも両立できるのが理想なんだと思いますが
わたしは今回のポートランドで初めてローラに会ったので
そんなによくはまだ彼女のことを知らなかったけれど
きっと彼女は、それができる人なんだろうな~というふうに感じました。
彼女と話していると、
共感することがたくさんで、
なるほどね~そうだよね~、と思わされることがたくさん。
考え方に芯があるというか、迷いがなくて
自分はこうしたいから、そのためにはこれが必要で、これは必要ない、というのが
きっちりと頭の中で組み立てられているようです。
若いのにねぇ~すごいなぁ~なんて
おばちゃんのようなことを言いますが、
いつもそうやって、感心しているわたしなのでした!