Nagano log 2

パン屋さんでお仕事体験、といっても

パンのこね方を習いに行くわけではありません。

ここへ行くと決めた時、

私の中に、はっきりとした目的

”このお店で、こういうことを習得したい"というのが、

実は、ありませんでした。

 

う~ん、、ありませんでした、という言い方は少し違いますが

このお店の人気の秘密を探ってやろう~とか

パンや焼き菓子のレシピを知りたい~とか

そういうことは全く思わず、

それよりも

このお店をやっているのはどんな人なんだろう、

お客さんや商品に対する考え方って、どんなだろう、

働いているスタッフさんって、どんな人たちだろう、

お店の雰囲気ってどんなだろう、

そういうことを、自分の肌で感じたい、と思ったのです。

 

会ったこともない、行ったこともないお店のことをそういう風に思ったのは

ホームページを見たからです。

そこに書かれていた店主の言葉、

お店のこと、パンのこと、商品のこと、喫茶のこと、経営のこと、周りの景色のこと、家族のこと。

最初に私のアンテナが反応してから数日間、

他のことをしている時でも

どこか奥の方でずーーっとピピピ、ピピピ、と反応音が鳴っていて、笑

一度引っかかってしまったものは

気になって気になって、見過ごすことはできない性格ゆえ、、、

 

もちろん、スケジュール調整、宿泊場所のこと、向こうのお店側の都合、

いろいろとありますので

それらがスムーズにトントンと決まれば

あ~やっぱり行くべきところだったんだ、と思うことにしようと

連絡を取ってみたところ

 

トントントントン、というわけです。

 

どう感じるか、何を思うかは

やってみないと分からない。

とはいっても、大人になるとだんだん、

ある程度の想像がつくようになってしまいます。

きっとこうだろうな、と

頭が勝手に、先回りしてしまうのです。

楽しいことも、そうでないことも。

そんな感覚、みなさんもありませんか?

年をとるごとに、経験も増えるわけですから。当たり前のことですね。

でも時々、

自分の想像を上回るものがワァ~と押し寄せてきたり

思っていたことと違う風に感じてへぇ~~と思ったり。

 

 

行って何かを学びたい!というよりは

行って、わたしはどういう風に感じるんだろう、と

それを確かめに

行った気がします。

 

長くなってきましたね、笑

続きはまた今度。 

御世話になったお店、わざわざ。

まだちょっと寒さの残る長野でしたが

もう少しあたたかくなれば、この外のテーブルでのごはん、

気持ちいいだろうなぁ~。