パン屋さんでお仕事体験、といっても
パンのこね方を習いに行くわけではありません。
ここへ行くと決めた時、
私の中に、はっきりとした目的
”このお店で、こういうことを習得したい"というのが、
実は、ありませんでした。
う~ん、、ありませんでした、という言い方は少し違いますが
このお店の人気の秘密を探ってやろう~とか
パンや焼き菓子のレシピを知りたい~とか
そういうことは全く思わず、
それよりも
このお店をやっているのはどんな人なんだろう、
お客さんや商品に対する考え方って、どんなだろう、
働いているスタッフさんって、どんな人たちだろう、
お店の雰囲気ってどんなだろう、
そういうことを、自分の肌で感じたい、と思ったのです。
会ったこともない、行ったこともないお店のことをそういう風に思ったのは
ホームページを見たからです。
そこに書かれていた店主の言葉、
お店のこと、パンのこと、商品のこと、喫茶のこと、経営のこと、周りの景色のこと、家族のこと。
最初に私のアンテナが反応してから数日間、
他のことをしている時でも
どこか奥の方でずーーっとピピピ、ピピピ、と反応音が鳴っていて、笑
一度引っかかってしまったものは
気になって気になって、見過ごすことはできない性格ゆえ、、、
もちろん、スケジュール調整、宿泊場所のこと、向こうのお店側の都合、
いろいろとありますので
それらがスムーズにトントンと決まれば
あ~やっぱり行くべきところだったんだ、と思うことにしようと
連絡を取ってみたところ
トントントントン、というわけです。
どう感じるか、何を思うかは
やってみないと分からない。
とはいっても、大人になるとだんだん、
ある程度の想像がつくようになってしまいます。
きっとこうだろうな、と
頭が勝手に、先回りしてしまうのです。
楽しいことも、そうでないことも。
そんな感覚、みなさんもありませんか?
年をとるごとに、経験も増えるわけですから。当たり前のことですね。
でも時々、
自分の想像を上回るものがワァ~と押し寄せてきたり
思っていたことと違う風に感じてへぇ~~と思ったり。
行って何かを学びたい!というよりは
行って、わたしはどういう風に感じるんだろう、と
それを確かめに
行った気がします。
長くなってきましたね、笑
続きはまた今度。
御世話になったお店、わざわざ。
まだちょっと寒さの残る長野でしたが
もう少しあたたかくなれば、この外のテーブルでのごはん、
気持ちいいだろうなぁ~。