ミソキャラメル

三連休最終日のきのうで

12月のレッスンの延長が終わりました。

多めに、たくさん仕込んでおいたはずのミンスミートも

きれいになくなりました!

クリスマスは過ぎてしまいましたが、

ラムやスパイスの風味豊かなこのケーキは、バレンタインにも喜ばれると思いますので、みなさんまたぜひ焼いてみてくださいね。

 

きょうは、石川県でのハンナとの思い出。

年明け早々に行った、ハンナのおうちで

”ミソキャラメルキャンディー”の作り方を教わりました。

 

これは、前にブログにも書いたことがありますが

私の友人たち数名に、

”お気に入りのレシピを教えてほしい!”というリクエストをして

実際に目の前で作って見せてもらう、という

わたしの”お楽しみ”として

去年からやっていることです。

 

ハンナにも、日本にいる間にやってほしい~とお願いしたら

”何を作るか考えとく!”

と言ってくれて

そしてこの”ミソキャラメルキャンディー”になったわけです。

どうやって作ってくれるのかと楽しみにしていたら

彼女はなんと、この鉄鍋みたいなの(?)で

作り始めました。

これ、日本で買った、お気に入りなんだそうです。

きのうの夜は、これでパスタも茹でていたし、

お味噌汁も作ってたし、、、笑

日本で生活している間、

万能鍋として、活躍していたようです。

 

ハンナが日本で暮らしていたアパートのキッチンには

計りがありませんでした。

お菓子作りには欠かせない道具、計り!

そして、キャラメルを作るときは、その温度がとても大事なので

温度計もまた必須なんですが

持ってきていた温度計が、壊れてしまったの、、、と。

なので、

きょうは計りも温度計もないから、うまくいくかどうかちょっと心配だけど、、

と言いながらの、クッキングスタート。

上の写真では、長方形の型にキャラメルを流し込んでいますが

これも、ちょうど良い型なんてなかったので

アルミホイルで作った、即興の型。

 

結果、

お味はもちろん、色も、柔らかさも、

パーフェクトなミソキャラメルキャンディーが出来上がりました。

 

流石。

 

でもこれ、決して”ビギナーズラック”的な

たまたまうまくいったわけではありませんよ。

計りの代わりには、計量カップを上手に使い、

あと、パッケージに表示されている”何グラム入りか”を目安にしたり

温度計の代わりには

自分の目と手の感覚。

例えば、お鍋の中のキャラメルを155度まで加熱しないといけない、というレシピなんですが

普段から、ただ温度計の目盛りにだけ頼って作るのではなく

155度になると、キャラメルがどういう状態になるのかを

よく見ていて、知っていれば

温度計がなくてもなんとなく、できてしまう、という。

キャラメルを水の中に落として、固まり具合を見たり、ね。

 

そして結果的に、見事なキャラメルに仕上げるあたり

さすがだなぁ~と

深く感心したのです。

 

おしゃべりをしながら一緒にラッピングもして、

最後には、日本語で書いたタグまでつけてくれましたよ。

私がアメリカに行った時もそうですが、

珍しい食材や、初めての味に出会うのは

とても面白いことです。

ハンナも、味噌はとても好きなんですって。

彼女が住んでいるのは、アメリカと言えど

大都会ニューヨークですので、もちろん、味噌ぐらい手に入るわけです。

でも、輸入されてアメリカで買える味噌というのは

いわゆる大手企業によって工場で作られているようなものだし、

ローカルな手作り味噌などは

もともと味噌を知っていた彼女にとっても、初めての味、なわけです。

きっと、手作りの味噌のその味わいのおかげで

より味噌が好きになったんだろうと思います。

だって、ハンナの冷蔵庫には4種類のお味噌が入っていましたから!

これは加賀で作られている味噌、これは友達が作った味噌、と

ひとつひとつ説明してくれました。

いろんなお料理に、この4種類の味噌を使い分けて楽しんでいたようです。

 

私にとっても

思い出深いミソキャラメル作りとなりました!