昔の記憶…

先日、フレンチトーストのことをブログに書きながら

昔働いていた職場での、お料理教室のことを思い出していました。

もう10年以上前のことですが、

先にも書いたように(おとといのブログ)

当時働いていたお店には、オーナーの友人でもあり、お料理のプロでもある

アメリカ人の先生が

1年に1回、来日して

お料理教室を開催してくれていました。

普段は甘い香りに包まれているキッチンが

この数日間だけは、おいしいお料理の香りに。

ハーブとかスパイスとか、いろんなものを使うので

珍しい香りがしていたのを、いまでもうっすらと覚えています。

23、4歳の私は

まだアメリカにも2、3回しか行ったことがなく

アメリカの料理のことなどほとんど知らなかったものですから

そして、普段のごはんでも

スパイスやハーブなんて、あまり使ったことがなくて、

初めて食べる味、がたくさんでした。

 

パン・グレイビー。

 

これは、ローストチキンなど焼いたときに

オーブンの天板やフライパンに残った脂や肉汁を使って作るグレービーソース。

一度、アメリカ人の先生が作ってくれて

これをマッシュポテトにかけて食べるのがね~

衝撃的においしくて!

あぁ、、懐かしいな~。

 

考え出すと

次々に思い出し始めて

当時のレシピをひっぱり出して見始めたり、笑

 

今、このレッスンを受けることができたら

当時とはまた違う視点でいろいろ見れて、面白いだろうな~と思います。

久しぶりに、レシピを見ながら作ってみようかな。

 

あの時の料理を

いままでに自分で作ったことはなかったのですが

メニューの中に組み込まれていたデザートは

あれからもよく作っていて

いまだに、お気に入りレシピとして使っています。

すばらしくおいしいレシピ。

10年以上も前なのに

あの時、ケーキを作っていた先生の様子、焼きあがったケーキ、

お皿に盛りつけた姿…

はっきりと覚えています。

 

時を経て、

私がハンナの料理教室を企画するようになって

もしかしたら受けてくださるみなさんにとって、

あの頃の私のように、とても思い出深い経験になるかもしれないなぁと思うと

それだけでうれしい気持ちになります。

レシピなんか、ネットで検索すればいくらでも探せる時代ですが

こうやって、思い出とともに残るものは

やっぱり特別ですね~。