オーガニック=良い??

最近、身の回りでもよく目にするようになったと思いませんか?

”オーガニック”や”有機”という言葉。

オーガニック、って書いてあるだけで

なんだか良さそう、、というイメージ

正直、私もあります。


私は、専門的に有機栽培のことについての知識があるわけではないので

そのことをここで語るつもりはないんですが、

お菓子の材料のことについて、少しだけ。


いま、レッスンでは

サツマイモのケーキと併せて、ミンスミート作りも開催しています。

ドライフルーツやナッツの洋酒漬けです。

ミンスミートには、たくさんのドライフルーツを使います。

レーズン、ドライイチジクなど

贅沢なほどにたくさん!

でも、日本はおいしいドライフルーツがあまり売っていないので

これもね、夏にアメリカに行ったときにチェックしてきてたんですよね~。


ドライフルーツを買うときに

まず私がチェックするのは、

オイルコーティングされているか、されていないか、です。

オイルコーティング、とは

その名の通り、ドライフルーツの表面にオイル(植物油)をまぶすこと。

なんでそんなことするかというと、

ドライフルーツどうしが、くっつかないようにするため。

(ほかにも諸々の理由があるのかもしれないけど・・)

なので、できたらオイルコーティングしていないものを買いたいな、と

思って、チェックするわけです。

これがねぇ~

残念なことに、市販のドライフルーツというのは

ほとんどがオイルコーティングされちゃってるんですよね。

されていないものを見つけるのは

なかなか難しく、

だから、Kathy's Kitchenでも

取り扱っているドライフルーツはレーズンとイチジクのみ。

他のドライフルーツで、オイルコーティングされていないものは

私の取引先では手に入らない、もしくはめっちゃ高価、だから。


なので、アメリカに行ったときに

いろんなドライフルーツを買ってこよう~と楽しみにしていたんですよね。

アメリカならオーガニックのものもいっぱいあるし!と。


ところが、アメリカで見たドライフルーツも

ほとんどがオイルコーティングされているものばかりで

フルーツ自体はオーガニックでも、

オイルコーティングしていないドライフルーツは、ほとんど見つかりませんでした。

これには、びっくり。

あ~そうなんだ…と、初めて知りました。


これね、誤解を招くといけないんですが

オイルコーティングしてあるドライフルーツが、

体に悪いから食べたらあかん、と言っているわけではないですよ~

そんなこと言ってたら

パン屋さんでレーズンパンも買えなくなっちゃう、笑

でももし、自分で何かを作るときに選べるのであれば

オイルコーティングしていないものを選びたいな、ということです。


ドライフルーツに関して言えば、

お砂糖を使っているものさえあります。

フルーツの甘味だけではなく、お砂糖で甘くしちゃってるんですよね。

それでも”オーガニック”と書かれているものもあって、

でもそれは決してウソではなく、

オーガニックのフルーツと、オーガニックのお砂糖を使っている、というわけです。

うーん、、、

物は言いよう、笑


こうやって考えると

材料ひとつとっても、様々な選択肢があるんだな、と。

わたしも、すべての材料にストイックにこだわっているわけではないけれど

とても興味深いと思います。

でも、考え出すと

キリがないですね、笑