先日、クッキーを焼きながら感じたことを
ここにメモ。
この日は、午後のレッスン後に
お友達とのおしゃべりタイム。
お茶を飲みながら、何かおやつをつまみながら
だらだらしゃべる、というのは、楽しいもんです。
みんながいろいろ食べ物を持ち寄ってくれたのですが
私は何も用意ができていなかったので
その場でクッキーを焼くことに。
あまり時間がなく、ささっと作りたいときに私がよく焼くのが
ベジクッキー。
レッスンでも教えたことがある、このベジクッキーは
バターや卵を使いません。
私の冷蔵庫にはだいたい常備されている、豆乳さえあれば
あっという間にできてしまう、お気に入りレシピ。
基本の生地の材料に
好きな具を入れて、混ぜて焼くだけの簡単レシピ。
私が焼いたお菓子を食べたことはあるけど
作ってるとこ見るのは新鮮~と言って、写真を撮ってくれました。
確かに、、、作っているところを人に見られる機会ってないですね。
レッスンでも、私が動かすのは、口だけだから、笑
ベジクッキーは、成形もラク。
ラク、というか、あえて適当に。ラフなかんじで仕上げます。
この後、おしゃべりしながらこのクッキーをつまんでいたわけですが、、
作りながらね、思ったんです。
あぁ~わたしが生徒さんに教えたいと思っているお菓子作りって、こういうことだ~って。
わたしが教えたいのは
”家庭でできるプロの味” ではなく、、(よく本のタイトルなんかにありそうなフレーズですね、笑)
どちらかというと、プロの味は
お店で買えばいいじゃん、と思っているし
おうちで作るんだったら、プロの味じゃなくてむしろ
家庭の味、がいいじゃん!と思うのです。
例えばこの時私が焼いたクッキーのように
お友達が来て、ちょっとつまむのにほしいから
ささっと、家にある材料で焼く、みたいな。
クッキーが焼けるのを待ちながらおしゃべりしている間も
部屋にはだんだんと焼ける香りが漂ってきて
それはもう、わくわく感が2倍にも3倍にもなるわけです。
私にはこどもはいないけれど
もし、こうやっておやつを作ってあげたら
喜ぶだろうなぁ~とか
今日はなにを入れて焼く??チョコがいい?ナッツがいい??
そんな会話も、私がこどもだったら
絶対うれしいと思う!
お友達に持って行ってあげたいときもそうです。
あ~あの子はチョコ好きだから、チョコ多めにいれてあげよ!とか
あの子はシナモン苦手やから、省いて作ろう、とか
好みにも合わせられるし、
そうやって作ってくれた物をもらうと、とってもうれしいはずです。
こういう”お菓子作り”が
みなさんの生活の一部として
日常の些細な楽しみとして、あるいは大きな楽しみとして
存在していてほしいなぁ~と
それが、Kathy先生としてレッスンしている理由です。
そのことは、
いつも心にあることですが
先日、クッキーを焼きながら
そうそうそう、こういうことなんだよ~~と
自分でとても納得したというか、そんな気持ちになりまして
そして、そんな気持ちで作っていたからか
送ってもらったその時の写真が、自分でもとても気に入ったので
今日はそのことを書きました。
お菓子もそう。
料理もそう。
誰かを想いながら作る、というのは
最高の材料よりも、技術よりも
なによりも大事な、エッセンスなのですよ~。