生徒さんとの会話の中で
いつも、ひっかかることがあります。
レッスンで習ったお菓子を、家で焼いてみたんですけど
なかなかここで焼いたのと同じようにはいかないんです、、、と。
おいしいのは、おいしい。
でも、レッスンで作ったのとは、なんかちょっと違う。
思い当たる!わたしも!という方、
けっこういらっしゃるんじゃないかしら。
特に、お菓子を作るのがほんとに好きで、よく作ります、という人ほど
こういうちょっとした違いが、気になるもんです。
わたしとしては
この場のレッスンを楽しんでもらうのはもちろんですが、
おうちで手づくりのお菓子を楽しんでほしいな~と思って教えていますので
そんな話を聞くと、
なんとか原因を突き止めて
解決してあげたい!と思うのですが…
なんせ、原因はきっと、ひとつではなく
しかも、生徒さんによって違うと思うので
状況を聞いて、アドバイスをすることはできるけど…といった感じです。
1件ずつ、家庭訪問(?)できたらいいのですが、、笑
この、ぷっくりと割れていないマフィンの写真。
私のレッスンでマフィンを受けたことのある方ならお気づきだと思いますが
いつもの私のマフィンとは
形が違いますよね。
いつもは、もっとぷくっと膨らんで、きれいな割れ目ができます。
でも、このマフィンも
わたしが焼いたものです。
しかも、いつもとおんなじレシピで。
いつもとの違いは何かというと、
・これを焼いたのは、ポートランドで泊まっていたおうちのオーブン
・材料は全て、向こうのスーパーで調達したもの
ということです。
この2点が違うと、
焼き上がりがこうも変わってくるのです。
食べたときの感想はどうだと思います??
これがね~おいしいんですよ!
見た目は明らかにいつもと違うけれど、お味はちゃんと、おいしいのです。
しっとり感もあるし、ふんわり感もあるのです。
おいしければそれでいいのですが、
きょう、書きたいことは
使う材料やオーブンが変わるだけで、こうも違ってくるのだということです。
というか、違って当たり前。
なので、おうちでおいしいお菓子を焼きたいと思ったら
自分の家のオーブンの癖を知ることが、まずはとても大事。
そして、材料についても
もし、うまくいかないことがあれば
なんでも聞いてほしいのです。
私にわかることであれば、なんでもお答えします。
例えば、ベーキングパウダーひとつにしても
”メーカーによって、膨らみ加減が変わりますか?” と聞かれたら
答えは
"YES!!" です。
”使う小麦粉によって、ケーキの食感は変わりますか?” と聞かれたら
答えは
"YES!!" です。
アメリカンケーキって、とてもざっくり作るように思えますが
意外と、繊細なのです、笑
いつも、レッスンの最後に
"なにか質問ありますか~?” と聞きますが
その時って、なかなか質問なんて思い浮かばないもんで、
たった今、実際作ってみたばかりなのですから。
ぜんぶ、分かってる気がするのです。
これが、少し時間がたってから
いざ、お家でひとりで作ってみる、となると
あれ、、これ、どうやったっけ??
ここはこれでいいんだっけ・・・?と
いろんなハテナが頭に浮かびます。
そんな時は、ぜひメモを取ってください。
そして、メールしていただくか、次回のレッスンで
ぜひ質問してください。
そうやって、ひとつづつ、思いついたときに解決していきましょう。
そうすれば、
焼くたびにおいしくなるし、いろんな発見もあると思います。
私自身も、
なに聞かれてもパパッとお答えできるように
これからも学び続けたいと思います。