連日、今月のレッスン、クリームチーズラズベリーマフィンに来ていただき
ありがとうございます!
今月のレッスンは
焼きあがったマフィンを、家まで持って帰るのを待ちきれず
その場でひとくち、食べちゃう生徒さんが続出です、笑
そしてそのほとんどの人が
"おいしい~~!!"と言って
ひとくちだけじゃあ終わりません、笑!
食べたくなるのも分かります。
だって、このマフィンが焼けたときの香り、、、ほんとうにいい香りなのです。
そして、ぷくっと膨らんだ割れ目からのぞく、
しっとりふんわりしてそうな生地の感じと、
ショッキングピンクの可愛いラズベリーと言ったらもうっ!!
おまけに、焼きたては
こわれものを扱うように丁寧に持たないと崩れてしまうほど
柔らかいのです。
今月は、毎日この香りに包まれて幸せです。
さて、先日ある雑誌を読んでおりましたら
マフィンについて書かれた記事がありました。
アメリカンベイクのお店をされている方の記事でして、読んでみると
"マフィンというのは、むっちり、どっしりしているものなので、
しっかり混ぜて粘りを出す” と。
ほう・・・
私の考え方と、まるで逆。
私のレッスンを受けてくださったことのある方なら
お分かりですよね~。
わたしはいつも、まったく逆のことを言ってますよね。
でも、この方、
雑誌にもよく取り上げられている焼き菓子店をやってらっしゃる方なので
きっと、このお店のマフィンはおいしいんだろうと思います。
(残念ながら、私は伺ったことがないのです)
そして、また別の本でも、別の方がこう書かれていました。
"アメリカで焼き菓子に使う小麦粉は、日本で言うと、いわゆる中力粉。
なので、アメリカのレシピのマフィンを作るときは、中力粉で作ったのと同じような食感を出すために、薄力粉と強力粉を混ぜます。” と。
ほうほう・・・
小麦粉に含まれるグルテン(たんぱく質)のことまで詳しく解説されていたので
なんだか説得力があって、笑
そんなはずないと思うけどなぁ~という気持ちがありながらも
ものは試し、と
やってみました。
結果…
予想通り。
わたし好みのマフィンには、なりませんでした。
いちおう私もプロですから
混ぜ方が悪いとか、作り方が悪かったなんてことは、ないはず。
だったら、やはりこの食感になるのは
粉のせいだな、、、と思いました。
でもね、わたしが言いたいのは
この方法はダメだ、おいしくない、とかいうことではなく
自分がいつもやっている、教えているやり方が全てではないんだな~ということです。
"おいしい"という感覚は
人それぞれ違って当たり前なので
わたしがおいしいと思うものでも、誰かにとってはまずかったり、
おいしいよ~!とすすめられても、そうは思わなかったり、
なにも不思議なことではありません。
とくにマフィンのような焼き菓子は
ほんとうに、ほんとうにたーーーーくさんのレシピがあります。
材料も違えば、作り方も違う。
だからこそ、
もう10年以上もお菓子を焼き続けてきた私でも
決して飽きることは、ないのかもしれません。