奈良へ遠足に

今年のゴールデンウィークは

天気が良くて暑かったですね~。


私が奈良へ遠足に行く予定だった5日も

最初、天気予報は雨だったのに

見事に晴れてくれました。

発揮してしまいました、わたくしKathyの晴れ女っぷり。笑


さて、奈良まで何をしに行ったのかといいますと…


奈良駅から、1日数本しか走っていない路線バスに乗って40分。

人がわんさか、とても混雑していた奈良公園を横目に通り過ぎ、

ずいぶん緑に囲まれた山のほうまで来ました。

ここに、vanamという、おいしいスパイス料理が食べれるカフェがあります。

ここまでカレーを食べに来た!のではなく

(カレーも食べたかったけど!)

この日はここで、ワークショップが開催されました。



バス停からも、お店までは歩いて15分くらい。

見てくださいよ、この景色。

もう気持ちよくて何度、深呼吸したことか!

私の地元も田んぼだらけなので、めずらしい光景なわけではないけれど

思わず、息を大きく吸って

ハァァァーーーと言ってしまう、笑


そしてこの、斜面に並ぶ背の低い木は

何の木でしょうか~?

 

そう、りんごの木です。

もちろん、今の季節はりんごはなっていませんが

今回のワークショップ、主役はりんごの実ではなくこちら~↓

去年、役目を終えて切られた

りんごの木の枝、です。

この枝を使って布を染めよう~!というのが

わたしが楽しみにしていた、ワークショップ。

奈良の山奥(?)まで来た理由です。

まずは、染液を作るために

先ほどの枝を細かく切ってグツグツと煮ていくわけですが

細かい枝もあるので

洗濯ネットに入れてありました。

煮だした液は、ごらんのとおり茶色。

そしてまず驚いたのは

煮ているときの、部屋中に充満していた香りです。

使っているのは、りんごではなく木の枝なのに

まるでアップルティーのような、とてもいい香りがするのです。

またここでも、何度も深呼吸ですよ!笑

そうやって煮だした染液に、シルクの布を沈めて。

そうすると、真っ白だったシルクは

こんな色に変わります。

これを干して乾かして終わり~ではないんですよ。

これを次は、媒染液につけます。

色が変わっているの、わかります?


布って、こうやって染めるんですよ、という

仕組みを簡単に説明してくれたのですが

ただ、染まりそうな液に浸けてしみこませればいいってもんじゃあないんですね…

ちゃんとそこには

いろんな”化学反応”が隠れていて

そうして、段階を経て染まっていく様子を見ていると

たった1枚の布に

とても愛着がわいてきます。

上の写真、これはまだ途中。

これを再度、染液に浸け、一晩おいてから

干して、やっと完成です。

(なので、液に浸けたまま家に持ち帰り、翌朝干しました!)

ひととおり作業を終えてからは、スナックタイム~(待ってました!笑)

山菜のパコラ!!!

パコラというのは、ひよこ豆の粉で衣を作った、インド風の揚げ物です。

昨日近所で採ってきた、といういろんな山菜を

パコラにしてくれました。

これがねぇ~おいしくて!

食べてるそばから、体が喜んでいる感じがしました。

 

この山菜もそう、りんごの染液もそう、シルクもそう、

すべて自然からのいただきもの。

そして、私が体中で感じた、

あ~~気持ちいいい~~というのも

自然からのいただきもの。

そういうことに、心や体というのは敏感に反応するもんで

とてもいい1日をすごせたな~という満たされた感覚でいっぱいになりました。

 

 

身体が喜ぶこと、心が喜ぶこと、って

人によって違うと思いますが

自分にとってのそれを、自分で知っていることって、とても大事だと思います。

おいしいもの食べることがそうである人もいれば、

一日中寝てるのがそうである人、

体を動かしてスポーツするのがそうである人、

本を読むことがそうである人、

友達とおしゃべりするのがそうである人・・・・

 

忙しい毎日のなかでも

そうやって自分が喜ぶようなことをやれる余裕は持っていたいなぁ~。

 

きれいに染まりました。

何に使おうかなぁ~!