今日は、サンフランシスコ、バークレーで行ったレストランの話。
ここ数年、日本の雑誌などでも登場していて
ご存知の方も多いかも。
シェ・パニースというレストランです。
ここも、2年前のサンフランシスコの時は行かずじまいだったお店で
今回は、事前に予約、楽しみにしておりました。
1階がレストラン、2階がカフェになっていて、
私は2階のカフェでランチを頂きました。
この素敵なメニューは、この日のもの。(日づけが入ってるの、見えますか?)
なので、毎日メニューも作っているのですね~
きっと、その日に仕入れたものでメニューを考えるのかな。
使う材料には、できる限りローカルのもの、オーガニックのものという
徹底したこだわりがあるようです。
じゃあ、どうしても地元で手に入らない食材はどうするの??
…その食材が必要でない料理を作る、わけですね。
アメリカは広いので、例えば、
この時期サンフランシスコでは獲れないけど他の州へ行けば手に入る、というものでも、地元産ではないものは使わない。
と書かれている記事を読んだことがあります。
どんな料理が出てくるのかしら。
たのしみ、たのしみ!
私は、チキンをオーダー。
スパイスを使った(でも控えめな)、ちょっとエスニックなお味で美味しかったです!
付け合わせもとてもキレイ。
ほんとうにおいしいものって、シンプルに調理するだけで
素材の味を生かすことができて、おいしくなるんだな~って。
それでもおうちで作るのとはちょっと違う。
そこがプロのシェフなんですね~。
奥に見えているのは、イカのピッツア。
こちらも美味しかったです。
店内はとても賑わっていて、
先日ブログで書いたタルティーヌベーカリー同様、
新しくできたお店というわけではないのに、いまだに予約をしないと入れないそうです。
お値段は、ちょっとお高めだったのですが(アメリカの人にとっては普通なのかな~?)たくさんの人でいっぱい。
これは、ただおいしいものを食べたい、というだけでなく
このレストランのこだわりや、食に対する考え方、活動などに
共感する気持ちがあるからなんじゃないかと思います。
お客さんは、美味しくて楽しい時間を過ごして
まさにお腹も心も満たされて
同時に、そのことが地元の農家さんや漁師さんを支えることにもなるんですね。
素晴らしい循環が生まれるのです。
そんな理想的なサイクルが
サンフランシスコでは、いろんなところで実現されているんだろうな、と思いました。
これは、以前滞在していたオレゴン州、ポートランドでも感じたことです。
たとえビッグビジネスでなくても(シェ・パニースはビッグですが!)
ちいさなコミュニティーから始まって
それに共感する人たちを巻き込みながら
だんだん大きな波へと変わっていく。
でも、根底にある考え方は変わることなく。
シェ・パニースだって、始めたころは
小さなレストランだったと思うのです。
いつかこういう波を
京都で起こせないかしら。
いや、京都でなくてもいいけど
日本のどこかでできたらなぁ~。
なんて、想像だけはどんどん膨らみます~笑!