やっと"3"です、笑
お久しぶりの、America log!
テキサス、オースティンに行ったときに
とても楽しみにしていたディナーがありました。
みなさん、この写真でわかるかな??
そう、”外”なんです。
外に、長いテーブルをいくつか並べて
そこがお客さんの席になっています。
お料理を作るのは、奥に見えているキッチンなんですが、
これは、大きなトレーラー(車)を改装して作られているんです。
もちろん、夜なので暗いんですが
灯りは、ほんのちょっとの電球とキャンドルのみ。
それがまた、とてもいい雰囲気を作っています。
この、みんなが座っている場所のすぐ横は
畑!鶏小屋!
そう、すべてここで育てたものを使ってお料理しているのです。
"畑のすぐ横にテーブルを並べて、ごはんを食べる"という
このお店のやり方も、すごくおもしろいなぁ~と思ったし、
(だって、雨降ったらその日の予約は全部キャンセルなんですよ!)
どんな料理が出てくるのかも興味津々で
とっても楽しみにしていたのです。
運よく雨も降らず。
おなかを空かせて行ってきました。
お酒も、"飲み物用のバス”が停まっていて
そのバスの中でこうして作ってくれます。
これがまたね、すっごく可愛くて。
あちこちに植物が飾られていて、お酒とは違う、いい香りがしていました。
最後のデザートまでしっかり、のコース料理。
お料理も、"これとこれ、組み合わせちゃう??"というような
日本人の感覚ではありえないよなぁ~というものも多く、
おいしく、興味深く、いただきました。
畑の横には、広い運動場ぐらいのスペースもあって、
そこではウエディングパーティーなども行われるそうです。
こんなところでパーティーなんて、すてきだろうなぁ~と
しばらくボーっと眺めていました。
あの時に見た"わぁ~!"という私の感動が
なんとも伝わりにくい写真なんですが、笑
このレストランは週に2回、ディナータイム、週末だけのオープン。
オースティンでも人気で、
いつも予約がいっぱいなんだそうです。
その時に採れたものを使うから
毎週、メニューも変わるのです。
ここはね、ちゃんとシェフが料理を作っていたのですが
例えば、
プロの料理人じゃなくても
そこの畑で採れるものを、それはそれはおいしい料理にすることのできる
田舎のおばあちゃんのような、
農家の奥さんのような、
そういう人が作る、ごはん。
そんなの、おいしいに決まってる。
どう料理したらおいしいかを熟知しているうえに、食材も安心、新鮮ならなおさら。
このレストランへ行ったときは
いいよなぁ~こういうの。日本にはないよなぁ~なんて思ったけど
考えてみると
日本だって、こういう料理がいっぱいなんですよね~。
地元の食堂とか、地元の食材を使っているカフェやレストラン、
野菜の直売所では、近所の方が作っているお惣菜が売られていたり
その土地ならではのおいしいものだって、たくさん!
このオースティンのレストランとは
見せ方が違うだけで
地元で採れたものを、旬のおいしい時期に食べましょうよ、という
基本的な考え方は
おんなじだなぁ~と思います。
おなかだけではなく、心も満たされるような料理やデザート。
これって、人生における
いちばんの楽しみであってもいいんじゃないかと思うくらい
大切だと思います。
そしてこのレストランでは、どのテーブルでも
みんながワイワイ楽しく食事をしていました。
家族と、友人と、恋人と。
こうして、おいしいものを
誰かと一緒に楽しく食べる。
それがやっぱりいちばんです。
いつか、こんなのやりたいな~。