誰かのために焼くお菓子

きのうは、友人が家に遊びに来る日で

私は朝からベイキング。

だいぶ前から約束して、楽しみにしていた日、でした。

 

何を作ろうか!

 

彼女はビスケットが好きだから、ビスケット焼こう~

チョコが好きだからマフィンはチョコ味にしよう~

こどもが卵食べれないから、卵を使ってないクッキーも~

リクエストされていたキッシュも~

 

 

来てくれた友人二人とも、私のお菓子が大好きなので、笑

あれも作ってあげたい、これも作ってあげたい!と

考え出すと、きりがないのです。

 

そしてふたりとも、

おいしい、やっぱおいしいわぁ~~と言って食べてくれました。

そんな姿を見ているのが

わたしはとってもしあわせ~。

 

お菓子を作ることを仕事としているわたしでも

誰かのためにお菓子を焼くのは特別なことで、

作っているときは、その人のことを考えています。

相手の好みを知っているときは

"これは間違いないよね~ぜったい喜ぶわぁ~!”と思ってニヤニヤしたり

好みが分からないときは

”気に入ってもらえるかなぁ~!”とドキドキしていたり

箱を開けたときに"わぁ~!!"と言っているのを想像したり。

そんな時間が、たまらなく好きです。

そして、あ~お菓子作れてよかった~!と思うのです。

 

 

 

 

 

私のレッスンを受けてくれた生徒さんが

ここで習ったお菓子を、こうやって誰かのために焼いてるのかな、と思うと

私は自分の仕事がますます好きになる。

おいしいケーキは、ケーキ屋さんでいくらでも買えるけど

だれかのことを考えながら、想いながら作るケーキは

その人にしか、作れない。

やっぱりサイコーなのです!

 

先日、知り合いの方のお母さんが作ったという

栗の渋皮煮をいただきました。

丁寧な、手仕事。

ひとくち、ひとくちを大事に食べたくなるような

おいしい栗でした。

”サチコさん(おかあさん)の渋皮煮はおいしい"と町でも評判の渋皮煮を、

毎年その季節になると作る人なんだそうです。

作り方、習いたいなぁ~。

こういうことを"めんどくさい"と思わずに

楽しんでやれるわたしで

ずっといたいな~と思います。