べジクッキーレッスン

灼熱!の暑さが戻った京都。

そんな中、きのうとおとといの2日間は、べジクッキーのクラスでした。

べジクッキーとは

vegetable cookie (ベジタブルクッキー)のこと。

vegetableには”野菜”という意味のほかに

”植物の"”植物性の"という意味もあります。

つまり、べジクッキーは植物性の材料を使って作るクッキーのことです。

 

今回のクラスでは

2種類のクッキーをレッスン。

ひとつは、手で成形して焼くクッキー。

きれいに整った形にしたり、

わざとちょっとぼこぼこ、ラフな感じに仕上げたり、

みなさん、それぞれ。

このクッキーには”カスタマイズクッキー”という名前をつけたのですが

中に入れるスパイスや具材を

みなさんに自分で選んでもらう、というスタイルにしました。

”私、ナッツ大好き!”とか、"ちょっとレーズン苦手なんです…"とか、

好みがあるでしょうから、

せっかくなら好きなものばっかり入っているクッキーを

焼いてもらおうと思って!

用意しておいた8種類の具材を使って

自由な組み合わせで作りましたよ~。

焼き上がり!

全粒粉や黒糖を使っている生地は、ちょっと茶色い顔をしていて

とっても素朴な感じです。

 

そして、もう一つは

フルーツジャムサンドバー。

こちらは、

まず土台のクッキーを作り、その上にジャムをぬり、

さらに別の生地を乗せてもう一度焼く、という

3層になったお菓子です。

ちょっと手が込んでいるように見えるけど、とっても簡単に作れます。

 

今回の2日間のクラスに参加してくださったみなさん、

あまりの簡単さに

”へ…??これだけですか??"

とおっしゃるくらい、笑

そう、べジクッキーってとっても簡単に作れるのです。

これだけ簡単だと、家でも作ってみようかと思えるでしょ?と。笑

 

私がべジのお菓子を作り始めたのは5年ほど前で、

それまでは、"べジ”にさほど興味を持っていませんでした。

むしろそれまでは、べジとは程遠い、

バターたっぷりのアメリカンケーキやパイ、クッキーばかりを焼いてきましたから。

でも、”食”に関していろいろ考え始めたころのことです、

一度、ベジタリアンフェスティバル、というイベントに出かけて行ったんですよね~それまでほとんど食べたことのなかった"べジのお菓子”というものを

食べてみよう、と思っていました。

たくさんのお店が並ぶ中、

いくつかのお菓子を買って、帰ってさっそく食べてみると…

 

おいしいものが、ひとつもなかった!

衝撃でした。

みんな、べジのお菓子ってこういうもんや、と思って食べてるんやろうか…

正直、また食べたいと思わない。

お菓子って嗜好品だから

我慢して食べるくらいなら、いらないよね?と。

それから、

べジでもおいしく作れないのかしらと

私なりに勉強を始め、試作を繰り返しながらたどり着いたのが

私が大好きなべジクッキー。

なぁ~んだ、こんなにおいしく、しかもこんなに簡単にできるんじゃん!笑

 

製菓材料って、けっこう高くて

自分で作ろうと思っていろいろ買いそろえるのは大変~と思う人も

いらっしゃると思います。

でもね、自分で買った材料だけでできているお菓子って

安心して食べられる。

それに、ランチ1食分ぐらいで、けっこういろんな材料が買えますよ。

自分で材料が選べて

作ってる時間も楽しくて

自分の好みに合わせてアレンジできて

焼きたてのいい香りに包まれて

安心して食べられる。

いいことばっかでしょ?

わたしはもし、子供ができたら

おやつには自分で作ったお菓子を食べさせたいなぁ~と思います。

もちろん、お菓子に限らず、ですが。

 

べジクッキーのクラスは昨日までで終わってしまいましたが

8、9月はNY Crumb Cake,10月はサツマイモのタルトです。

興味のある方はぜひ、ホームページのスケジュールを

見てみてくださいね!