リバーロードマーケットで、おいしいコーヒーを淹れてくれた
CLAMP COFFEEの、かんちゃん。
かんちゃんとは、元同じ職場の仲間であり、
これまでいろんなイベント、マーケットに一緒に出店してきました。
当時、カフェのキッチンスタッフとして働いていたかんちゃんが
コーヒーの話をするときに
目をキラキラと輝かせていたのがとても印象的で
まだ"CLAMP COFFEE"がなかった頃は
ただでさえ仕事が終わるのは夜遅いのに、それからひとり残って
豆を焙煎していました。
すごく一生懸命で、かんちゃんを見ていると
この人、ほんとにコーヒーが好きなんだな、と
誰もが感じると思います。
去年9月に、念願の焙煎所、CLAMP COFFEEができた時には
わたしも自分の夢が叶ったかのようにうれしくて
これからがとても楽しみでわくわくしたのを思い出します。
かんちゃんと並んで出店していると
私の焼き菓子たちを、よりおいしそうに見せてくれるな~と
いつも思っているのです。
仕事を辞めて、わたしがアメリカへと旅立つ日。
ひとり関空にいた私の携帯電話がなりました。
ちょうど、出国審査へ向かっていた時。
電話はかんちゃんからで、
”気を付けていってらっしゃい~楽しんできてくださいね!"と。
わざわざ電話かけてきてくれるなんて!
"うん、行ってくるね~!”と答えて電話を切り、
わたしは出国審査を通りました。
すると、また電話が。
また、かんちゃん。
"けいちゃん、いまどこ??"と言うので
"どこって、関空やん。今ちょうど出国審査通ったとこだよ。"
"えーーもう戻れないよね?"
"えっ??いるの!?"
そう、かんちゃん、関空まで見送りに来てくれていたのでした!
最初の電話で言ってくれたらまだ戻れたのに~!
もう出国審査を通ってしまっていた私は
こうやってかんちゃんを見上げながら電話で話す、という、笑
旅立つ前に私にコーヒーを淹れようと
駐車場でお湯を沸かしていたらしく、笑
でも、結局そのコーヒーをいただけずに
わたしは旅立つことになりました。
こうやって送り出されたの、初めて。
一生忘れないだろうと思います。
こんな粋なことをしてくれる、かんちゃんです。
話がそれましたが。
わたしは、かんちゃんのコーヒーはもちろん、すごくおいしいと
思うのですが
おいしいコーヒーなんて、世の中には溢れていて
こだわって、自家焙煎で、
おいしいコーヒーを淹れてくれるお店はたくさんあります。
それはコーヒーに限らず、お菓子だって同じ。
おいしいお店なんて山ほどあるし、
私が作るのがいちばんおいしい!なんて、間違っても思わないわけです。
謙遜でもなんでもなく、ほんとにそうやと思います。
それでもやっぱり
私にしか作れない、出せない味のケーキを焼いていきたいし、
そうであることがいちばん大事なんだと思うのです。
かんちゃんのコーヒーも
ただ焙煎した豆の味がおいしいだけじゃなくて
それをたくさんの人にのんでほしい!という彼の思いや
コーヒーに対する情熱や
かんちゃんの人柄や
いろ~んなものが混ざって、
他の誰でもない、かんちゃんのコーヒーの味になるのだと思います。
ほんとうに、笑い声、話し声の絶えない、
楽しいマーケットでした。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。
そして出店者のみなさま、おつかれさまでした。
〆はこちら。
3日後に誕生日をむかえる、八百屋のなおし君のお祝い~
みんなでHappy Birthdayを歌いました。
↑ なおし君にはこれでしょ~キャロットケーキ。
おめでとう!