リバーロードマーケット 3

リバーロードマーケットで、おいしいコーヒーを淹れてくれた

CLAMP COFFEEの、かんちゃん。

かんちゃんとは、元同じ職場の仲間であり、

これまでいろんなイベント、マーケットに一緒に出店してきました。

 

当時、カフェのキッチンスタッフとして働いていたかんちゃんが

コーヒーの話をするときに

目をキラキラと輝かせていたのがとても印象的で

まだ"CLAMP COFFEE"がなかった頃は

ただでさえ仕事が終わるのは夜遅いのに、それからひとり残って

豆を焙煎していました。

すごく一生懸命で、かんちゃんを見ていると

この人、ほんとにコーヒーが好きなんだな、と

誰もが感じると思います。

 

去年9月に、念願の焙煎所、CLAMP COFFEEができた時には

わたしも自分の夢が叶ったかのようにうれしくて

これからがとても楽しみでわくわくしたのを思い出します。

かんちゃんと並んで出店していると

私の焼き菓子たちを、よりおいしそうに見せてくれるな~と

いつも思っているのです。

 

仕事を辞めて、わたしがアメリカへと旅立つ日。

ひとり関空にいた私の携帯電話がなりました。

ちょうど、出国審査へ向かっていた時。

電話はかんちゃんからで、

”気を付けていってらっしゃい~楽しんできてくださいね!"と。

わざわざ電話かけてきてくれるなんて!

"うん、行ってくるね~!”と答えて電話を切り、

わたしは出国審査を通りました。

 

すると、また電話が。

また、かんちゃん。

"けいちゃん、いまどこ??"と言うので

"どこって、関空やん。今ちょうど出国審査通ったとこだよ。"

"えーーもう戻れないよね?"

"えっ??いるの!?"

そう、かんちゃん、関空まで見送りに来てくれていたのでした!

 

最初の電話で言ってくれたらまだ戻れたのに~!

もう出国審査を通ってしまっていた私は

こうやってかんちゃんを見上げながら電話で話す、という、笑

旅立つ前に私にコーヒーを淹れようと

駐車場でお湯を沸かしていたらしく、笑

でも、結局そのコーヒーをいただけずに

わたしは旅立つことになりました。

こうやって送り出されたの、初めて。

一生忘れないだろうと思います。

こんな粋なことをしてくれる、かんちゃんです。

話がそれましたが。

 

わたしは、かんちゃんのコーヒーはもちろん、すごくおいしいと

思うのですが

おいしいコーヒーなんて、世の中には溢れていて

こだわって、自家焙煎で、

おいしいコーヒーを淹れてくれるお店はたくさんあります。

それはコーヒーに限らず、お菓子だって同じ。

おいしいお店なんて山ほどあるし、

私が作るのがいちばんおいしい!なんて、間違っても思わないわけです。

謙遜でもなんでもなく、ほんとにそうやと思います。

それでもやっぱり

私にしか作れない、出せない味のケーキを焼いていきたいし、

そうであることがいちばん大事なんだと思うのです。

 

かんちゃんのコーヒーも

ただ焙煎した豆の味がおいしいだけじゃなくて

それをたくさんの人にのんでほしい!という彼の思いや

コーヒーに対する情熱や

かんちゃんの人柄や

いろ~んなものが混ざって、

他の誰でもない、かんちゃんのコーヒーの味になるのだと思います。

 

ほんとうに、笑い声、話し声の絶えない、

楽しいマーケットでした。

来てくださったみなさま、ありがとうございました。

そして出店者のみなさま、おつかれさまでした。

〆はこちら。

 

3日後に誕生日をむかえる、八百屋のなおし君のお祝い~

みんなでHappy Birthdayを歌いました。

↑ なおし君にはこれでしょ~キャロットケーキ。

  おめでとう!