アップルパイ。
アメリカの人って、ほんとアップルパイ好きなんだな~と
アメリカへ行く度、思います。
秋冬のシーズンは、本屋さんで見る雑誌の表紙によく登場するし、
(パンプキンパイも多いけど)
レシピ本には必ず載ってるし、
”私は日本で、ベイカー(焼き菓子作る人)なんだ~"と言うと
たいがい、
”どんなもの作るの??"と聞かれ、
”アップルパイとか…"と言おうもんなら
"わぁ~~~お!!" "うぅ~~~ん!!"と
アップルパイの味を思い出しているのか、
まるでいまここで美味しいアップルパイを食べているかのようなテンションで
答えてくれます。
”アップルパイは最高だよね~!"って。
もはや、国民食!
リンゴの種類もとっても多くて
マーケットに行くと、いろんなリンゴがズラズラと並べられた箱に
山積みにされています。
ファーマーズマーケットでは
こっちにもリンゴ屋さん、あっちにもリンゴ屋さん、と
りんご屋さんがいっぱいいます。
八百屋さん、果物屋さんが、りんごも売ってるよ、ではなく
りんご屋さんがりんごを売っています。
りんご農家の直売、なのです。
そして、私みたいな旅行者は
同じマーケットに、こんなにりんご屋さんあっていいの~?なんて
思ってしまうのですが
毎週マーケットで買い物するよ、という地元の人には
”僕はこの人のりんごを買うんだ"と
それぞれに決まったお店があるんだそうです。
それは、りんごに限らず、他のものでも。
アップルパイを作るにはどのりんごがいい?
聞くと、ちゃんと説明して教えてくれます。
そして例にならって、ここでも。
"わぁ~~お!!アップルパ~~イ!!"と
テンション上がる、りんご屋さん。
泊まっていたおうちのEmilyとAdamも
アップルパイ大好き!と言うので
ある日曜日、近くのファーマーズマーケットで買ってきたりんごで
焼くことにしました。
りんごはオーガニックだしね。
たっぷりと。
アメリカで作ると、
生地の色や香りが、ふだん日本で作る時と少し違います。
これも材料の違いですね~。
日本で作るよりもしっとりとした仕上がりになるように思います。
アップルパイは
ケーキとは違って、膨らみがどうだとか食感がどうだとか
あまり関係ないので
おいしいりんごをたっぷり使えば、
誰が作っても、たいがい美味しくできるんじゃないかと思います。
アツアツのアップルパイにバニラアイス~という組み合わせを
よく見ますが、
わたしはシンプルに、パイだけのほうが好み。
もっと言うなら、
実際食すことよりも
アップルパイを焼いているときに部屋中に広がるあの香りのほうが、好み。
何回も何回も深呼吸しては、
"はぁ~~いい香り…"と思うのです。
今年の秋には、アップルパイのレッスンもやりたいな~。
↑ 実は、焼きあがったのが夜の10時をまわっていたので
明日の朝にする?と言ったのですが、
アップルパイのいい香りに我慢できなかったらしく
焼きたてを食べていたEmilyとAdam。