Welcome to Kathy's Kitchen
実は、私はイベント出店が
あまり好きではありません。笑
車を運転できない私にとって
イベント出店は、けっこうな大仕事で（近くても遠くても）
移動するのも大変だし
どれくらい売れるかな、と予想して仕込みをして
その日のお天気によって、お客さんの入りが変わるし
大量に余ってしまう可能性がある、、、というのがまず
嫌です。
でも、時々こうして
出店のお仕事をさせてもらう機会があります。
私の場合、それはいつも
主催者さんによります。
イベントの規模の大きさなどはまったく気にしませんが
出店どうですか、と
声をかけてくれた主催者さんが
”この人のイベントだったら出たいなぁ～”と思う人だったら出るようにしています。
（あと、タイミングもありますが）
自分がそう感じて出店させてもらうイベントでは
だいたいいつも、素敵な出店者さんたちと知り合いになれるんですよね～。
そう、それがもうひとつの
出店の楽しみなのです。
特に、東京のイベントでは
周りの出店者さんたちのほとんどが
はじめましての方々で
わたしは、興味津々。
今回の天王洲のイベントでは
オーストラリアで作っているというチャイを輸入販売している人
ニューヨーク留学中に出会ったおいしい手作りのタコスを日本でやりたい！と、タコスのトレーラーでいろいろなイベントに出店している人
ニューヨークが好きすぎて、会社を辞めてニューヨークのおいしいものを提供する仕事を始めちゃった人
本業は美容師さんだけど、カレーが大好きで時々カレー屋さんになる人
いくつかのカフェやベーカリー勤務を経て、自分の店を作ろうと、東京の外へ移住計画してる人
そんな人たちに出会いましたし
５月に行った横浜のイベントでは
同じ、焼き菓子の仕事をしている方々と出会い
店舗を持たずに、コーヒーショップへの卸しをメインとしている方、
イベント出店中心に活動している方、
すごくお若いのに、コーヒーショップやレストランなどいくつも経営している方
などなど
ずっと、仕事の話を聞いていたいくらい
興味深い、いろいろな方が集まるのです。
でもこれって
ただ、東京だから、というわけではない気がします。
私は、短いですが
２０代のころに１年半ほど東京に住んでいたことがあり
その時も、焼き菓子の仕事をしていましたが
あの時の１年半よりも
今年に入ってからのこの数か月のほうが
たくさんの東京の人たちと知り合いになれています。
しかも、自分で起業して
これと思った道を進んでいる人たちが多い。
そんな人たちと知り合いになり、
話を聞いて、おもしろいな～すごいな～と思ったり
へぇ～そんなやり方があるんだ～と教えてもらったり
わたしにとっては
多くの刺激がそこにはあって
お菓子を販売することよりも
むしろそっちのほうが楽しくて
わざわざ東京のイベントに出店する理由のような。笑
いやいやもちろん
いろんな人に、わたしの焼いたお菓子を食べてみてもらいたい、という気持ちも
たっぷりありますよ～。
以前東京にいたころは
お友達や知り合いをたくさん作りたい、というよりは
とりあえず目の前にある仕事を一生懸命やらなきゃ、、、というかんじで
あまり、意識が
外へ外へと向いていなかったように思います。
だからきっと
あまり知り合いも増えず
そのままずっと住むことにも、ならなかったのかもしれません。
決して、東京での生活が嫌いだったわけではないです、
それなりに楽しんでいて
早く東京から出たいと思っていたわけでもない。
自分なりに
居心地のいい場所や、お気に入りのお店を見つけて
楽しく暮らしていましたから。
ただ、仕事のことに関して言えば
今のように、いろんな人と繋がれて
それがまた新たな繋がりを生んで
どんどん幅が広がっていくような
そんな感覚が、全くありませんでした。
今思えば、ですけどね～。
まぁでも、それが悪いというわけでもなく
あの頃の私があったからこそ
今の私もあるんだと思っているので
どんな形であれ
あの頃からずっと、アメリカンケーキの仕事に携われていることを
とてもありがたいと思います。
今回の天王洲のイベントの時に
ラジオのDJさんが、わたしのブースに取材に来てくれて
"小さいころから、アメリカンケーキが好きだったんですか？”と
質問されました。
”はい、小学生の時からです！”と
答えると
”何がきっかけで？”と。
答えながら、改めて自分の小さい頃のことを考えて
不思議でした。
なんで、小学生ののわたしが
あんなにもアメリカンケーキに心奪われたんでしょうか。
小学生の私に
聞けるもんなら、聞いてみたい。笑
上の写真は
ただ今レッスン中の、８月のケーキ。
ココナッツケーキです。
毎回、レッスンを受けた後に
感想をメールしてくださる生徒さんがいて
わたしもいつも、それを楽しみにしているのですが
今月のココナッツケーキもとても気に入ってくださったようで
しかも、まるで理科の授業のように
わたしが長々と説明したことも
納得です！と言ってくださり
うれしい限りです。
そうです、お菓子作りは
サイエンス。
感覚だけでは、決してうまくいかないのです。
、、、、、って
私は文系でしたけど。笑